
あります!
旅行中の写真管理って、面倒じゃないですか?特にスマホ以外のカメラを使っていて、SDカードなどに写真を保存している人。
自分は仕事柄、これまで100回近く海外に行きましたが、毎回写真管理が面倒で億劫に感じています。
- バックアップのための取り込みが面倒
- 取り込むためにパソコンを持ち歩くのが邪魔で面倒
- データが消えたらどうしようかといつも不安
- カメラを盗難されたり紛失したら写真が全てなくなるリスクがある
そんな人のために、iPadを使った私なりの方法をご紹介します。
スピーディーにバックアップが取れ、ノートパソコンも持ち歩かなくてOKな方法なので、絶対に役立つと思います。是非最後までお読みください。
【前提】iPadでの写真管理方法です。
今回ご紹介する方法は、iPadでの写真の管理方法です。iPhoneでも応用可能ですが、自分のおすすめはiPadです。
なぜなら、写真を見せたり綺麗に編集したりするのに、iPadの方が圧倒的に使いやすいから。

参考:これまでの写真関係の自分の持ち物と管理方法を紹介

この方法を知る前に行っていた写真関係の持ち物と管理方法とをご紹介します。
- iPad Pro 11インチ(主に書類を閲覧したりインターネットでの調べ物用)
- iPadの電源
- Macbook Pro 13インチ(1.4kg)
- Macbook Proの電源(296g+ケーブル)
- SDカードの取り込みアダプター
- 一眼レフカメラ2台(SONY α65、SONY α6300)
- 目的地によって交換レンズ1〜2本(広角&ズーム)
- 毎日または数日おきに写真データを全てパソコンに写す
※ノートパソコンの容量が減ってしまい苦労する - パソコン上でいい写真をピックアップし、閲覧用にAirdropでiPadに送る
〜ここからは仕事上のことなので不要な人もいると思います〜 - 帰国後にデータを全てMacで写真管理アプリ(Lightroomを使用)に取り込む
- MacのLightroom上で不要な写真などを削除
- MacのLightroom上で写真の色などを加工
- 書き出して各用途に使用
という感じでした。
とにかく手荷物が重たかったんですよね。そこで、「せっかくiPad持っているのに、これで管理できないかな」と思い、思い切ってパソコンを使わない管理方法に切り替えたところ、大成功でした。
いつも持ち歩いていた1.7kgの荷物を減らせた上に取り込みまでの工程が便利に&楽になりました。
iPadで写真を管理する4つのメリット
では、iPadで写真管理をするメリットについて紹介します。ちなみに自分はiPad Pro 11インチを使用しています。
2つのサイズのうち小さい方ですが、自分にとってはこのサイズで十分です。
旅行用となると12.9インチはかさばるし重たすぎます。
- 旅行中に大きな画面で共有できる
- 旅行の写真のバックアップにも使える〜クラウド上にも保存することを強くおすすめ!〜
- SNSにそのまま共有することができる
- iPad自体が情報収集や書類管理、旅の本の閲覧など他のことにも使える
以下で詳しく解説してきますね。
1.旅行中に大きな画面で共有できる
旅行中だと、写真をみんなで見る機会ってありますよね。その時、iPhoneやカメラの液晶だと物足りないんですよ。
なぜなら、全員で一緒に見たいから。テーブルなどに置いて全員で見られるとだいぶ盛り上がります。
実際に、私はいつも取り込んだ写真の中からベストショットを選んでおいて、見ることが多いです。

2.旅行の写真のバックアップにも使える〜クラウド上にも保存することを強くおすすめ!〜
iPadに取り込むことで、バックアップとしても使えます。
しかも、iCloudの容量に余裕がある人は、クラウド上にも保存されるので便利。iPhoneなどにも同期されます。
クラウド上にあることで、iPadが万が一破損したり、紛失したりしても一番大事な写真データ自体は守ることができます。
水没させた私がいい例です・・・これはiPhoneでの例ですが、水没させてしまい起動さえしなかったのですが、写真だけはクラウド上に保存されていて復元できました。
クラウド上に保存されなかったとしても、カメラ(SDカード等)もiPadも両方失くしてしまったら終わりですけどね・・なので、私はクラウド上にも保存することを強くおすすめします。
だって、カメラより、iPadより、「写真」自体のほうが価値ありますよね。被害を最小限に抑えられます。
3.SNSにそのまま共有することができる

Instagram、Facebook、Twitterなど、SNSにすぐにアップすることができます。
やっぱりすぐにみんなに見てもらいたい写真ってあるじゃないですか。
SDカードとかに保存をしてあるとやっぱりパソコン経由になりますよね。その点はパソコンに保存している状況と変わりませんが、iPadのアプリからの方が楽ですね。
もちろん通信環境にもよりますが、今海外でWi-Fiが使えない場所に旅行をする人は少ないと思います。
実際、約100回海外の旅をしてきた私が、Wi-Fiが使えずに困ったのはルワンダと南極、あとはクルーズで陸から離れた海の上にいる時ぐらいです。
せっかく綺麗な写真が撮れたなら、SNSでシェアしましょう!
4.iPad自体が情報収集や書類管理、旅の本の閲覧など他のことにも使える

言うまでもありませんね。iPad自体写真管理だけのためのデバイスではありませんので、他の用途に使えます。
Macbookを持っていっていた自分も、旅行中にMacbookですることは大体iPadでできることばかり。情報収集や書類閲覧ぐらい。
ちなみに、「地球の歩き方」や「るるぶ」「まっぷる」などは電子書籍でも購入することができるので、重たい本を持ち歩く必要もなくなりますよ。便利な世の中ですね。
1台に集約できるものはなるべく集約しましょう!荷物が軽く、かさばらなくなります。
6ステップで解説するSDカードの写真を簡単にiPadに取り込む方法
実際にSDカードの写真をiPadに取り込む方法について紹介していきますね。
人によってはハードルが高いと感じるかもしれませんが、一度覚えてしまえば簡単ですよ!
以下の6ステップで詳しく解説していきます。
- 純正のSDカードコネクタを買う
- 写真取り込み用のアルバムを作成
- iPadとSDカードをカードリーダーで接続
- 取り込み先のアルバムを選択
- 写真取り込み:取り込む写真を選ぶ or 全部取り込む
- 取り込みが完了したら写真を削除するか残すか選ぶ
1.純正のSDカードコネクタを買う
これがないと始まらないんですよ。コネクタを買いましょう。自分のおすすめは、Apple純正のもの。
純正でないものでも取り込めることがあるようですが、やはり不安定なようです。事前にテストしてみてください。
このコネクタはUSB-C対応のMacやPCでも使えます。
デザインもシンプルで気に入っているので、個人的には純正のものがおすすめです。
2.写真取り込み用のアルバムを作成

写真を取り込む前に、写真の整理用にアルバムを作成しておくと便利です。
特に写真を見返す時に便利ですね。アルバムにしていないとひたすら遡って探しに行かないと見られません。
例えば、数ヶ月経った後に誰かに「写真を見せて!」と言われた時、ぱっと出したいじゃないですか。
アルバムになっていると即座に見せることができますよ。

3.iPadとSDカードをカードリーダーで接続

コネクタをiPadに挿し、SDカードを入れるだけ。シンプルな作業ですね。
すると、自動的に写真アプリが立ち上がり、取り込み画面になります。
もし勝手に取り込み画面にならなかった場合は、写真アプリを立ち上げて次のキャプチャー画面にある右下の「取り込む」をタップ。
4.取り込み先のアルバムを選択

ここで、先程作成したアルバムを左上のメニューで選択します。
1つのアルバムに保存されて便利です。
一応、間違えて普通に取り込んでも後からアルバムに追加することは可能ですが、面倒です。写真が多かったり撮影時期が違うと大変です。
ちなみに、このステップでメニュー内にある「新規アルバム」でアルバムを作成することも可能。
忘れがちなステップなので、必ずアルバムを選択しましょう。
5.写真をiPadに取り込む:取り込む写真を選ぶ or 全部取り込む

iPadに取り込む写真を選択します。1枚ずつ選んでいくか、全部一気に取り込むかのどちらかです。
自分の場合は、毎回全て取り込んでいます。
なぜなら、バックアップという意味もありますし、iPad側で後で削除した方が圧倒的に早いし楽です。
ちなみに、1枚約10MBの写真150枚(合計1.15GB)を取り込むのに、24秒かかりました。体感ですが、結構早いです。
- 選択して取り込む場合:選択後右上の「取り込む」をタップ
- 全部取り込む場合:「すべて読み込む」をタップ

ちょっとしたコツですが、1枚1枚選ぶ時は、1枚ずつタップするのではなく、なぞるようにすると早く選べますよ。
6.取り込みが完了したら写真を削除するか残すか選ぶ

「消しますか?」とアラートが出てきます。消す人は消して下さい。
自分は毎回全て削除しています。
なぜなら、後で削除するのが面倒なのと、何かの手違いで「取り込んでいない部分」があると嫌なので。
エラーなどがあって取り込むことができていなかった!という自体に備えたい方は、消さないでOKだと思います。

ちなみに、iPhoneで撮った写真なども同じアルバムに入れてしまえば、同じ旅行の写真が管理できて便利です。
純正アプリで写真を管理する方法のデメリット

自分が感じているデメリットもあるので4点お伝えしておきます。
- iPad本体とクラウド容量の限界に到達する
- 編集機能が面倒
- 同期が遅く、エラーが起きやすい
- 形式によって動画が取り込めない場合がある
以下で自分なりの意見を解説します。
iPad本体とクラウド容量の限界に到達する
高画質の写真を取り込んでいると、容量によってはiPad本体もiCloudも、どちらも容量の限界に達してしまいます。
そのため、金銭的な余裕がある人はiCloudの容量を増やすか、定期的にパソコンにダウンロードをするなどするといいと思います。
下記が2020年5月現在の容量アップの金額です。ちなみに自分は200GBにしています。
編集機能が面倒
画像の色調整やトリミングなどが少し面倒です。
純正の写真アプリでも編集はできますが、自分はあまり気に入っていません。。
トリミングぐらいはしますけどね。
同期が遅く、エラーが起きやすい
これはあくまで個人的な感想です。自分の設定が悪いのかもしれませんが、ダウンロードできない!とか、なかなか同期されないということがたまに起こります。
iCloudの調子が悪いのか、iPadの設定が悪いのかよくわかりません。
形式によって動画が取り込めない場合がある
動画の保存形式によっては取り込むことができません。
自分は動画も撮影するので、この点は完全にデメリットですね。。
自分の場合は、動画だけは帰国後にFinalCutProで取り込んでいます。

その他の方法はない? ➤ 「あります!」

というわけで、ここまでApple純正の写真アプリを使った方法を紹介してきましたが、もう1ランク上の方法があります。
「ここまで紹介しておいて他の方法!?」と思われた方、ごめんなさい。
しかし更にいい方法を見つけ、今はその方法で写真を管理しています。
AdobeのLightroomを使用する方法です。
LightroomがiPadのアプリをリリースしたんですよ。
やり方を切り替えてから、自分は圧倒的に編集作業が楽になりました。そしてクラウドへの保存についても安心して使うことができるようになりました。ストレスフリーという感じです。
さらに、写真の編集機能が最強です。難しいことを考えずに「自動補正」を押すだけでいい感じの色合いの写真に仕上げてくれます。Adobeの自動補正が最強な理由もご紹介します。写真を見た人に「おぉ!」と一目置かれますよ。
他にもLightroom関連の記事をいくつか書いていますので、併せてお楽しみください。

- 「Lightroomで書き出した後の共有方法の提案」
- 「おすすめの写真共有アプリで遠く離れた家族とも写真を簡単に共有!」
ツイッターではこういった情報や記事の更新情報もツイートしています。是非フォローしてください。
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旅行に行く時にスマホ以外のカメラでも写真を撮ります。でも管理が面倒・・それに紛失や盗難で写真が全部なくなるのが心配。なにかいい方法ありませんか?