
こんな悩みに答えます。
この記事を読んでいただければ、紹介した5冊の中から自分にピッタリの本が見つかるはずです。
私はこれまで南アフリカには8回、アフリカ全体では22回訪れています。その中でも南アフリカは何度行っても見どころがたくさんある、大好きな国の1つです。
南アフリカの大好きな点は、「行くエリアによって観るものが全く違う」ということなんですよね。
ダイナミックなサファリもあれば、あたり一面に花が咲き誇る絶景エリア、ケープタウンなど美食も楽しめるエリア、海沿いの自然豊かなエリア、高級列車の旅・・・
語り始めたら止まりません。
私は特に自然が好きなので、サファリを楽しむ旅や花を観る旅を数多くご案内しました。
でも、行ったことがない人が「アフリカ」と聞くと、「治安が悪そう」「病気がありそう」「汚そう」といった印象を持つ人も多いようです。
でもでも・・・そんなことはありません!(場所によって治安が悪かったり汚いというのはどの国も一緒です)
ヨハネスブルクやケープタウン、プレトリアといった都市などはビルが立ち並ぶようなエリアもあります。そして清潔で食事も美味しいと評判です。
更に、旅行で訪れるようなエリアは「汚い」なんてかけ離れた表現です。
こだわりのロッジはそんじょそこらのヨーロッパの高級ホテルなんかよりもよっぽど清潔で洗練されていて、高級感に溢れています。そして、野生に生きる動物たちの美しさ!

そんな南アフリカに旅をすることが決まったら、やっぱり本を読んで事前に調べ物をしたり、旅行中に読んだりしたいですよね。
でも、アフリカに関する本って結構出ています。
これまで20冊以上のアフリカに関する本を読んできましたが、その中でも今回は5冊に絞ってご紹介します。
これだけ持っていけば、間違いないです!
ちなみに「地球の歩き方」「るるぶ」「まっぷる」シリーズは定番すぎるので紹介していません。悪しからず。
前置きが長くなりましたが、早速いきましょう。
1.南アフリカ自然紀行 野生動物とサファリの魅力

1冊目はこれ。南アフリカの中で旅行できるあらゆるエリアを網羅した一冊です。
著者の方が有名な動物写真家の山形豪さんということもあり、写真も美しいのが特徴。オススメの1冊です。
やっぱり動物を見たり景色を見たりという旅になると、どんな雰囲気なのかビジュアルで見ておきたいですよね。
写真が豊富に使われているこの本はイメージが湧いてくる本です。
写真だけではありません。
南アフリカの各地に点在する高級ロッジの紹介や、サファリの楽しみ方、環境問題についてなど色々網羅しています。
また、あまり聞き慣れない「ナマクワランド」や「カラハリ」のエリア、クジラで有名なハマナスのエリアなども掲載しています。
そして、コラムでは写真撮影の方法や撮影機材、双眼鏡についてや服装などなど、細かいところにも配慮されています。
特に写真撮影についてのコラムは3ページだけなのですが、すごく参考になりました。行く前に読んでおいてよかった!
ちなみに、ナミブ砂漠やヴィクトリアフォールズなど、南アフリカと一緒に行くことの多い隣国の情報も一部載っています。
一方物足りないなと思うのは、図鑑の部分。
基本的な動物は載っていますが、せっかくサファリに行くならもう少し本格的な図鑑を持っていきたいところ。
でも、全体評価としてはイチオシです。絶版なのが残念。。
商品リンク➤南アフリカ自然紀行 野生動物とサファリの魅力
評価:★★★★★
価格:絶版。Amazonでは1,000円前後から販売されているようです。
発行年:2010年
2.サファリへ行こう 東アフリカのサバンナ実践ガイド

2冊めはこれです。南アフリカの本ではありませんが、サファリに特化した本です。
サファリのお供にはオススメの1冊。
エッセイやイラストでも活躍されているヒサクニヒコさんの本です。
この本の良いところは、「サファリのマナー」について書かれていること。
特にサファリに初めて行く人にとって、「どうやって楽しめばいいのか」ってよくわからないですよね。
しかも、ガイドさんが英語しか話せない場合はなおさらです。
「外に出ては行けない」という当たり前なことから(食べられますからね)、「静かにする」とか、マナーが学べます。
また、様々なスタイルのサファリについて記載されています。
一般的に言われているサファリは、この中では「カーサファリ」のことです。
- カーサファリ
- バルーンサファリ
- ボートサファリ
- ウォーキングサファリ
- 居ながらサファリ
- ナイトサファリ
- カメラサファリ
- ビデオサファリ
などなどです。サファリ上級者にならないとなかなか体験しないサファリでもありますが、ワクワクしますね。
持ち物や服装などもわかりやすいイラストで掲載されているので理解がしやすいです。
更に双眼鏡の使い方も詳しく記載されています。これ、本当に大事です。
事前に練習しておいてほしいぐらい!楽しみが倍増しますからね。
動物図鑑についても、結構充実しています。
図鑑と並んで充実しているのがお土産情報。
南アフリカだけではないですが、「アフリカらしいお土産」を調べたい人にとっては必読書。
準備についても詳しく載っているので、出発前にも読んでおきたい1冊。
商品リンク➤サファリへ行こう 東アフリカのサバンナ実践ガイド
評価:★★★★☆
価格:1,800円+税
発行年:2008年
3.ケニア・タンザニア旅ガイド まるまるサファリの本

この本の最も良いと思っている点は「コンパクト」なこと。
ここで紹介している他の4冊に比べてサイズがコンパクトで、手を広げたぐらいの大きさです。
また、紙の質が違うのか、軽いです。バッグにポンッと入れて、サファリカーで気軽に見ながら楽しみたい1冊。
中で紹介されている国立公園などはケニアとタンザニアのものです。
南アフリカに行くときには不要な部分ですが、今後行きたいなぁと夢をふくらませるのもいいかも?
また、「かわいさ」に関してはこの本がダントツ。
鳥の紹介も28ページに渡って紹介されていて、結構豊富ですよ。
事前に読まなくてもOKですが、サファリ中のお供に1冊欲しいですね。
ちなみに、同じシリーズで南アフリカを特集した本も出版されているので、掲載させていただきます!
➤南部アフリカ旅ガイド まるまるサファリと大自然の本
4.南アフリカを知るための60章

4冊目はこれ。同じシリーズで、いろいろな国の本がでていますが、南アフリカも網羅しています。
せっかく南アフリカに行くのであれば、国についても知っておきたいところですよね。
国の成り立ちからアパルトヘイトについて、動物保護や民族音楽、現代に至るまでの様々な南アフリカ社会について知ることができます。
特に元南アフリカ大統領のネルソン・マンデラさんについての記述は見逃せないですね。
いまだに多くの南アフリカ国民から「マディバ」(パパという意味)慕われる理由が理解できます。尊敬します。
自然を見に行く上で必読書という感じではないですが、行きの機内や、滞在中に時間ができたときなどに読んでおきたいところ。
発行は2010年なので、少しだけ古いです。
また、基本的に文字で構成されていて、写真はたまに白黒写真が入る程度なので文字が嫌いな人には辛いかもしれません。
商品リンク➤南アフリカを知るための60章
おすすめ度:★★☆☆☆(動物だけが目的なら不要な本です)
価格:2,000円+税
発行年:2010年
5.東アフリカの鳥

最後はこれです。
鳥好きな方には120%買ってほしい本です。鳥に興味がない人はスルーしてください。
既に絶版になっていて、なかなか手に入らない1冊。
Amazonで買うと、2020年4月17日には最低価格4,925円で出品されています。
ちなみに他に3冊出品されていて、他はすべて10,000円以上。
常に10,000円以上しているので4,925円は買い時!買っておこうかな。。
東アフリカ(ケニアやタンザニアのエリア)で見られる鳥類のうち285種類が掲載されています。
「東アフリカ」とありますが、南アフリカでも十分図鑑として使えます。
(ちなみに東アフリカは国ではなくアフリカの東側ということです。南アフリカは国です。)
これまでサファリで出会った鳥で、この本に載っていなかった鳥はないんじゃないかと思うぐらいのボリューム。
そして、なんと言っても全て本物の写真。イラストじゃないです。更に、詳しすぎる説明!
バーダー(鳥愛好家)にとっては必読書です。
1998年の本ですが、他に類似の本は未だにありません。絶対おすすめ!でも、鳥好きに限ります。
商品リンク➤東アフリカの鳥
おすすめ度:★★★★★(鳥好き限定)
価格:絶版。古本では10,000円以上で売られていることが多いです
発行年:1998年
いかがでしたでしょうか。
是非今回紹介した本を事前に手にして、旅行に行くのをワクワクしながら過ごしてください。
あーこの記事を書いていたら、南アフリカに行きたくなってきた!!
みなさんもの旅行中も沢山の動物や絶景、素敵な出会いがあることを祈っています。
