
こんな悩みに答えます。
目次
「インプットするだけではなく、アウトプットしないと意味がない」とか、「アウトプットすることで記憶に定着させることができる」ってよく聞きますよね。
でも、アウトプットが習慣になっていない人にとって、「そもそもアウトプットってどうすればいいの?」というのが正直なところだと思います。
今日はその、「どのようにアウトプットをすればいいのか」を的確に指南してくれている本、「アウトプット大全」を紹介します。
ビジネス書では10万部売れればベストセラーと言われる中、2020年4月現在で51万部の発行部数を記録しています。
この本を読んで短時間でもアウトプットをするようにしたところ、本の内容をいきなり紹介する場面が出てきてもそれなりに紹介できるようになってきたんですよね。
(「どんな本?」って聞かれることよくありませんか?)
紹介されている方法はなんと80個。このうち1つでも2つでも、自分にあった方法を実践することができればすごく役に立つと思います。
アウトプットをすることができれば、ブログで発信もできますしYouTubeで紹介することもできます。
世の中への発信だけではなく、会社でおすすめをしたり、的確に相手に行動してもらうことができるようになるでしょう。
この記事では、私が活用しているアウトプット方法の中でも厳選したアウトプット方法を組み合わせて「本の紹介」ができるようになるおすすめの方法を中盤で紹介しています。
それでは早速いきましょう。
「アウトプット大全」基本情報

書名:学びを結果に変えるアウトプット大全
著者:樺沢紫苑
出版月:2018年8月3日
出版社:サンクチュアリ出版
定価:1,450円+税
※本記事内の引用部分・表紙画像は、上記著書より引用。
著者プロフィール
樺沢紫苑(かばさわ しおん)
精神科医、作家
1965年、札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。札幌医大神経精神医学講座に入局。大学病院、総合病院、単科精神病院など北海道内の8病院に勤務する。2004年から米国シカゴのイリノイ大学に3年間留学。うつ病、自殺についての研究に従事。帰国後、東京にて樺沢心理学研究所を設立。精神医学の知識、情報の普及によるメンタル疾患の予防を目的に、メールマガジン、Twitter、Facebookなど、累計30万人以上のインターネット媒体を駆使し、精神医学、心理学、脳科学の知識、情報をわかりやすく発信している。著書に『自殺という病』(秀和システム)、『脳内物質仕事術』(マガジンハウス)、『精神科医が教える 1億稼ぐ人の心理戦術』(中経出版)、『小児科臨床ピクシス 15 不登校・いじめ その背景とアドバイス』(中山書店、「いじめ自殺」の項目を分担執筆)、『メールの超プロが教えるGmail仕事術』(サンマーク出版)、『ツイッタ-の超プロが教えるFacebook仕事術』(サンマーク出版)ほか。
引用元:Amazon
著者の信じられないほどのアウトプット量
著者の樺沢紫苑さん、信じられないほどのアウトプット量です。
アウトプットの鬼という感じです。この著者が語る「アウトプットの重要性と方法」なので、信頼がおけます。
本で紹介されているものを抜粋します。
メルマガ、毎日発行 13年
Facebook、毎日更新 8年
YouTube、毎日更新 5年
毎日3時間以上の執筆 11年
年2~3冊の出版10年連続
新作セミナー毎月2回以上 9年連続
それでいてこれだけの活動をしています。
18時以後は働かない
月10本以上の映画鑑賞
月20冊以上の読書
週4~5回のジム通い
月10回以上の飲み会
年30日以上の海外旅行
信じられません。同じ24時間の中で生活しているとは思えない・・
その著者が、普段どのようなアウトプットをしているのかが詳細に書かれています。
アウトプットの重要性について

まずは、アウトプットの重要性について、本の中でわかりやすかった例えを紹介します。
「適当に本棚から1冊本を取って5分で説明して」と質問をしたところ、ちゃんと説明できる人は1割しかいなかったそうです。読んでも記憶に定着していないということです。
そこで、次の2人でどちらが成長するか想像してみてください。


1人目の方が、自己成長が加速するらしいんですね。
人の脳が記憶を海馬に保存して長期記憶にするのは、2週間の間に3回使われた情報なんだそうです。
これをクリアすれば、読んだ本の情報が長期記憶になり、仕事に役立てたり人生に役立てたりすることができるわけです。
アウトプットの方法は大きく分けて3つ
本ではアウトプットの方法を大きく3つに分けて紹介しています。
「話す」「書く」「行動する」の3つです。
そして、それぞれの項目の中で、様々なアウトプット方法を紹介しています。
本の大まかな目次を掲載しておきます。
目次< CHAPTER1 アウトプットの基本法則【RULES】>
■アウトプットとは? アウトプットの定義
■アウトプットの基本法則
■アウトプットの6つのメリット 他< CHAPTER2 科学に裏付けられた、伝わる話し方【TALK】>
伝える/挨拶する/雑談する/質問する
依頼する/断る/プレゼンする
議論する/相談する/ほめる/叱る
説明する/自己紹介する 他< CHAPTER3 能力を最大限に引き出す書き方【WRITE】>
上手な文章を書く/速く文章を書く/文章を構成する
速く入力する/気付きをメモする/ひらめく
ノートをとる/構想をまとめる/プレゼンスライドをつくる
引用する/要約する/目標を書く/メールを送る 他< CHAPTER4 圧倒的に結果を出す人の行動力【DO】>
続ける/教える/集中する/チャレンジする
始める/やってみる/楽しむ/決断する/率いる
笑う/泣く「/怒り」をコントロールする
眠る/運動する/危機管理する/時間管理する 他< CHAPTER5 アウトプット力を高める7つのトレーニング法【TRAINING】>
その1■日記を書く
その2■健康について記録する
その3■読書感想を書く 他引用元:Amazon
おすすめのアウトプット方法

本で紹介されているアウトプット方法を使って、会社のスタッフ同士で日々読んだ本を他のメンバーに対してレビューをするという機会をつくりました。
するとみんな、「説明することを前提に読むので、頭に内容が残る」と実感しはじめたようです。更に聞いている側からも、わかりやすくなってきたことを実感します。
この本で紹介されている方法を組み合わせた本のレビュー方法を紹介します。
- まずは本を読みながら、心が動いた部分をその場で書き出していく
- 「読書感想文の書き方」に沿って文章を書いてまとめる
- まとめたものを話して共有する
この3段階です。
3つ目の共有する方法は、ブログでもYouTubeで発信しても、家族や友人に話してみてもいいと思います。
家族や友人なら、一方的に話すよりもお互いに定期的にレビューし合うようにした方が、習慣として定着させる効果もあります。
「アウトプット大全」を読むべき人
アウトプット大全を読むべき人は以下の通りです。ひとつでも当てはまる人は是非読んでください。
- 本を読んでもアウトプットをしていない人
- アウトプットをしたいと考えているけど、方法がわからない人
- これまでの経験を生かして何か発信をしたいと考えている人
- ブログやYouTubeでの発信にチャレンジしたい人
- 学びを通して自己成長を加速させたい人
「アウトプット大全」を読むべき理由
アウトプットの方法は、なるべく早く知っていた方がコスパが良いですね。
後回しにするより先に知っておいた方がいいと思います。
- アウトプットの方法を知ってから学びをスタートさせた方が圧倒的に効率がいい
- アウトプットをするべき理由が論理的に理解できる
- 日常の習慣にアウトプットする機会を組み込むことで習慣化できる
※習慣化のコツはこちらの記事にも書きましたのでどうぞ。
まとめ
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インプットがいくら多くても、アウトプットしないと成長しない
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アウトプットには「話す」「書く」「行動する」の3種類がある
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おすすめのアウトプット方法の紹介
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「アウトプット大全」を読むべき人
- 本を読んでもアウトプットをしていない人
- アウトプットをしたいと考えているけど、方法がわからない人
- これまでの経験を生かして何か発信をしたいと考えている人
- ブログやYouTubeでの発信にチャレンジしたい人
- 学びを通して自己成長を加速させたい人
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「アウトプット大全」を読むべき理由
- アウトプットの方法を知ってから勉強した方が圧倒的に効率がいい
- アウトプットをするべき理由が論理的に理解できる
- 日常の習慣にアウトプットする機会を組み込むことで習慣化できる
この記事も、本の中で紹介されている読書感想文の書き方に、肉付けたしたやり方です。
アウトプットの具体的な方法は、なるべく早く知っておいた方が機会損失を減らすことができると思います。
ベストセラーですが、まだ読んでいない人は遅れを取らないように是非読んでみてください。